Blog

ブログ 

タロット占いの歴史とは?

神秘的な魅力を秘めたタロット占い。発祥の地は、エジプト、イタリア、中国、インドなど、さまざまな諸説がありますが、確かな答えは出ていません。

タロットは22枚の「大アルカナ」と56枚の「小アルカナ」から成り立っていますが、はじめからこの二つが一つのものとして作られていたのかどうかは意見が分かれています。

おそらく、小アルカナはインドに発祥したチェスのようなゲームから発達したものでしょう。それに対して大アルカナは、絵柄から推測するにヨーロッパが発祥地である可能性が高いようです。

現存する最古のタロット・カードは1392年に描かれたもので、大アルカナ自体がそれ以前から存在していたことはほぼ確実です。大アルカナの図像は、おそらく古代世界のさまざまな叡智を受け継ぐキリスト教の異端「グノーシス主義」の思想を視覚化したものでしょう。ヨーロッパ隠秘学思想との親和性が高く、多くの秘密結社や魔術団体が、その教義の中にこれらの図像を取り入れてきました。

いずれにせよ、タロットにまつわる多くの謎が神秘性をもたらし、今もなお多くの人に愛されている所以なのかもしれません。

SHAREシェアする

一覧

HOME> ブログ >タロット占いの歴史とは?