西洋占星術の歴史とは?
西洋占星術の発祥地だと言われているのは、チグリス・ユーフラテスの二大河流域に広がるメソポタミア地方の南部、古代バビロニア帝国です。そこに住むカルディア人と呼ばれる人々が、医学・薬学・天文学・占星学など、あらゆる分野の知識を取り入れ、生み出したのが西洋占星術だと言い伝えられています。
以降、西洋占星術は、哲学・神話学・神秘学等と融合し、今日まで受け継がれてきました。古代文明国では「占い」は国や国王の運命を知るために必須とされ、農耕などのために活用された暦や天体学とともに発展してきました。
事実、数多くの文献に「天体の運行と国家や人間の運命には因果関係がある」という旨が記されています。
古代の人々は宇宙に存在する惑星と黄道に広がる星座の組み合わせを「占い」に用いて、占星術を「学問」として確立させたのです。